MEL Scripts グループでは、レンダリング計算中の任意の段階でMELスクリプトを実行させることが可能です。これにより、各段階において必要なあらゆる調整が行えます。

また3Delight は、RenderMan 規格によるMELコマンドのセットで出来ていますので、レンダリングのいかなる場所にもRenderManコマンドを挿入することができます(MEL RenderMan Bindingを参照)。
他ソフトでいうところの“RIB Boxes”と同等の働きをしますが、スクリプトによる柔軟な対応が可能です。更にGeometry Attribute Nodes (参照:Geometry MEL Scripts) やLight Attribute Nodes (参照:Light MEL Scripts)でも実行可能です。

 

変数 'string $render_pass'はこれらのスクリプト内で自動定義され、カレントのレンダーパス名がアサインされます。

 

MEL Scripts グループ

 

Pre Render MEL
Post Render MEL

レンダリングが開始される前とレンダリングが終了した後に実行されるスクリプトを指定します。これらのスクリプトは最初と最後に必ず実行されます。

これらはまた、RiBegin/RiEndブロック外で処理されるため、RenderManコマンドの呼び出しにはふさわしくありません。

Pre Frame MEL
Post Frame MEL

各フレームのレンダリングが開始される前と後に実行されるスクリプトを指定します。これらのスクリプトは、各フレームの一番最初と最後に実行されます。

これらはRiBegin/RiEndブロックよりも前と後に呼び出されますので、RenderManコマンドの呼び出しにはふさわしくありません。

Post Option MEL

全てのRenderMan オプションが実行された後でかつ、Camera Transformの前にスクリプトが呼び出されます。これは如何なるオプションよりも優先されます。

Pre World MEL

Camera Transformの後で、RiWorldBeginの直前に実行されるスクリプトはを指定します。

Post World MEL

(RiFrameEndの直前で)RiWorldEnd の直後に実行されます。

 

 

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