3delight for Mayaで最も重要なのはRender Passです。Render Passは様々なレンダリングするためのオプションやレンダリングするオブジェクトリスト(あるいはセット)を含んだレンダリング環境です。
3Delight for Mayaはが行うあらゆるオプション(The Render Settingsにリスト)がRender Pass内にまとめられています。
Passには様々なオプションノードを追加、編集可能です。1つのMayaシーンでPassは幾つでも作成でき、それぞれのPassで異なった出力を設定して独立したレンダリングをすることができます。
必ずしも複数のRender Passes(最もシンプルなのは1つのPass)を設定する必要はありませんが、プロダクションパイプラインにおいて、複数のPassはフレキシブルなレンダリングワークフローを可能とします。
例えば以下のように使用できます。
- 確認用のドラフト設定と高品質用など複数のクオリティレベルをもったレンダリング。
- シーン内のオブジェクトを分けてレンダリング(例、背景と前景など)
Render Settingsには現在アクティブなRender Passが表示されています。 アクティブなRender Passの全てのレンダリングアトリビュートは、アトリビュートエディタでの表示と同じように(カテゴリごとにグループ分けされて)表示されます。
Render Settings window
Render Passes の詳細な使い方に関してはManaging Render Passesを参照して下さい。以下はRender Settings内でPassを作成・選択するための2つのアイテムの説明です。
Active Render Pass
このメニューでは、シーンで作成した全てのRender Passがリストされています。一つを選択すると、そのPassがアクティブになり、全てのアトリビュートが表示されます。
アクティブなPassは様々なメニューアイテムやシェルフボタンを使用してレンダリングを起動できます。また、MayaのRenderコマンド(参照:Batch Rendering)でバッチレンダリングする場合にも、ここで指定されたアクティブなPassが使用されます(オプションでPassの変更可)。
デフォルトでは'renderPass'という名前のレンダーパスが一つ作成されています。
Create Render Pass
新規でRender Pass を作成し、アクティブなPassとして設定します。
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